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2007年5月26日 (土)

世代をつなぐ「地域猫」—日本経済新聞より

4月18日の日本経済新聞夕刊に、「世代をつなぐ『地域猫』」と題して、「地域猫」に関するとても分かりやすい記事が掲載されました。まさに私たち「つるみ・地域猫をすすめる会」が毎日直面している問題そのものです。ここに内容を簡単に紹介させていただきます。

見出し:世代をつなぐ「地域猫」  
    住民共同で世話 交流広がる
    町の将来考えるきっかけに

○「飼い猫でもない野良猫でもない「地域猫」をご存じですか—。住民が協力して近所の野良猫を飼育・管理する取り組みで、繁殖した野良猫の鳴き声やふん尿に悩む地域の環境対策としてじわり普及が進んでいる。最近では猫の世話を通して、自治体や町内会と協力する例が増加。時間に余裕のある高齢者や主婦に加えて参加する世代も広がり、人と人をつなぐ活動としても関心を集めている」

記事には「むさしの地域猫の会」「掛川猫サポーター倶楽部」の活動が紹介されています。
○「むさしの地域猫の会」は昨年9月に発足して会員数は66人。数人単位のグループが許可を得た場所で毎日餌やりや餌場の清掃をして、猫が増え過ぎないよう不妊去勢手術も進める。飼い猫に比べて厳しい環境の野良猫の寿命は3〜5年。その一生を見守りながら、地域と共生する取り組みだ。

○「猫の被害を訴える商店主、環境対策に取り組む市役所職員など、接点がなかった多くの人と出会って、地域の問題がたくさん見えてきた」(むさしの地域猫の会)
「無責任な飼い主に捨てられ、野良猫が繁殖し過ぎたのは地域の責任。町づくりや家庭のモラルの問題としても考えてほしい」
「最初は野良猫を他の地域へ持っていってくれる会だと勘違いされた」
「猫の好きな人が勝手にやっている活動と思われたら、効果は少ない」(掛川猫サポーター倶楽部)
「地域猫活動は野良猫対策としては数値上の明確な効果は見えにくいが、地域のつながりを深めるコミュニティー対策として大変有効」(東京学芸大学 山田昌弘教授)

○地域猫活動は大都市を中心に広がっている。先駆けとなったのは横浜市磯子区で、首都圏以外でも、神戸市や仙台市が取り組みを始めている。一方、地域猫活動には「野良猫に餌をあげるなら自分で飼ってほしい」「鳴き声やにおいの問題は解消されない」など反対意見も依然として根強い。

○「『地域猫』のすすめ」の著者の黒澤泰さんは、「住民の合意を粘り強く取り付けることが大事。民間だけでは限界もあり、行政との二人三脚が不可欠ではないか」

記事は最後にこう結んでいます。
○「ボランティアや地域づくりに参加すると考えると、どこかとっつきにくい。だけど気になっていた近所の猫の世話をきっかけに、地域の問題について自然に考えるようになり、異なる世代や分野の人とのふれあいが始まっていた—。地域のお荷物だった野良猫が潤滑油となり、新たな交流が生まれつつあるようだ。

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