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2007年8月28日 (火)

「人と動物の共生社会の実現に向けて」(抜粋)

東京都千代田区の「ちよだ・ニャンとなる会」から『ペットと幸せに暮らす』という本をいただきました。その中から石川雅己千代田区長の文章を抜粋して掲載させていただきます。

「人と動物の共生社会の実現に向けて」   
                         千代田区長 石川雅己

人間と動物の関係は、人間と自然の関係と同根のものといわれます。都市化が進み、自然から遠ざかって生きている私たちがペットと暮らしたいと思うのも、どこかで自然を求めているのかもしれません。ペットが私たちに自然の息吹を伝えてくれる。そんな風に考えると、ペットと暮らす人が増えるのも必然のなりゆきといえるでしょう。
地域でペットと暮らす人が多数を占める現代、ペットは家族の一員であるとともに「地域の一員」でもあります。ペットをめぐる問題を「動物好き」と「動物嫌い」の対立ととらえたり、「近隣トラブル」としてかたづけるのではなく、地域の住民みんながかかわって、たがいに理解し、認め合う関係をきずき、共生の道を探ることが必要です。
「共生」とは、文字通り「共」に「生」きること。これは、私たち区民のみならず、国民、ひいては人類が21世紀を生きぬくための鍵となる言葉だと私は思います。人種、民族、文化、言語、宗教、国家、社会システムなどの違いを乗り越えて、たがい理解し、認め合い、尊重し合う精神です。
共生は、人間社会においてのみ語られることではありません。他の生き物を尊重する、つまり多様性を認めることのできる寛容さこそが共生社会の基本になります。人と動物は、生きものとしての「種」は違いますが、地球で共に生きる仲間。排除すべきものではありません。いいかえれば、地域社会での人とペットの共生が地球での人とすべての生きものの共生へとつながっていくのではないでしょうか。
人と動物が共生する社会では、地域コミュニティの活性化がうながされます。動物とのふれあいを通して、子どもたちは命の大切さや、相手の立場にたって感じたり、考えたり、行動することを学んでいくでしょう。高齢者の孤立化を防ぐことにもつながります。
共生社会の実現に向けて、まずは共通の理念を持ち、ルールとマナーを守ることが必要です。ひとたびペットを家庭に迎えたら、家族は終生、適正に飼養しなければいけません。それがペットへの、そして地域社会への責任と義務をはたすことになります。また、地域の住民みんながペットについて理解を深めることにも大切です。

千代田区 人と動物の共生ガイドブック「ペットと幸せに暮らす」
製作・発行:千代田保健所生活衛生課
編集・執筆協力:香取章子

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2007年8月22日 (水)

失踪猫   <真っ黒なオス猫>

○名前:ヤスベエ
   年齢:1歳7ヶ月
   失踪場所:馬場2丁目
   失踪日:7月11日

「最近馬場町で猫を捕獲しましたか?黒いオス猫を保護していませんか?」とつるみ・地域猫をすすめる会に連絡がありました。当会は、飼い主のいない猫の不妊去勢手術を目的に捕獲をしていますが、ほとんどの場合、その猫を世話している方と一緒に捕獲します。無闇に捕獲することはありません。万が一、設置した捕獲器に目的外の猫が入ってしまったときは、すみやかに解放しています。

「最近、黒猫は捕獲していません」その事を伝えると、大変残念そうでした。以前去勢手術しようとした時、逃走してしまい、手術しそびれていたそうです。ヤスベエ君は怖がりだそうですが、黒いオス猫を見掛けたら「ヤベエ!」と呼び掛けてみて下さい。人恋しくて、振り向いてくれるかも知れません。
情報をお待ちしています。

○近年は社会全体が、猫の不妊去勢手術と完全室内飼いを求めてます。
「猫は自由に家と外とを出入りするものだ」という考え方は過去のもの。現代社会では、家の外は交通事故や感染症など危険がいっぱいです。また、空き地や原っぱもほとんどなくなり、ご近所の庭やガレージを糞尿で汚してしまうことも少なくないようです。これがご近所とのノラ猫トラブルになりかねません。

また、「室内飼いの猫だから手術しなくても大丈夫」という考えも危険です。シーズンには、オス猫は家出をして何処かで繁殖することも考えられます。飼い猫も適切な時期(生後半年くらい)に不妊去勢手術をしましょう。

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2007年8月 5日 (日)

眼の見えない猫を保護

1カ月ほど前、「庭に目の見えない猫が餌を食べに来るので捕獲して避妊手術をしたい」という依頼がありました。
つるみ・地域猫をすすめる会では、不妊去勢手術後のケアを十分にできないノラ猫の場合、真夏は手術跡が化膿することを配慮して、緊急以外は手術を行わなようにしています。しかし、この猫は一度行方不明になっているとのことで、目の見えない猫ですから、いつまた行方不明になるか分かりせん。涼しくなるのを待っていられないと、今日病院に連れて行きました。

私は今日初めてその猫を見たのですが、両目の眼球が無いようです。体の大きさから見ると生後半年くらいでしょうか。今までどうやって生きてきたのでしょう…?  誰かに捨てられたのでしょうか…? もしノラ猫の子として生まれたとしたら、今まで生きていたことが不思議なくらいです。

幸いなことに保護した方が手術のあとは家の中に入れて飼うことになりました。今まで苦労した分これからはぜひ幸せになってほしいです。
優しい人に保護されて良かった!!!     (H.I.)

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