2008年2月 5日 (火)

猫の耳の印には意味がある!

Mimi1飼い主のいないノラ猫に不妊去勢手術をするときは、同時に耳の先に手術済みの印をつけます。動物病院や獣医師によって方法が違いますが、3種類あり、右耳=オス、左耳=メスが標準です。
①耳の先を少しカットする
②耳の先にピアスをつける
③耳の先に糸をつける

手術済みの耳の印には大きな理由があります。
①再び捕獲されるのを防ぐため
②猫を嫌いな人が見ても手術済みなら増えないと理解してもらうため

先日、三ッ池公園で依頼人Aさんとともに、手術のための捕獲をしました。無事に1匹を捕獲。予定していたもう1匹は姿を現さなかったので、近くにいた2匹の猫の「性別はメス、手術済みの印無し」を確認してから捕獲しました。ところが、2日後動物病院に猫を迎えに行った時、獣医師に「3匹の猫たちはすでに手術が済んでいる」と言われました。猫たちには不必要な恐怖を与えてしまいましたが、耳に印をつけてもらい解放しました。

それから3日後、「解放した1匹の耳の印がなくなっている。人為的に切られたようだ」とAさんから連絡がありました。3匹の猫には糸印がつけてありましたが、その意味を知らない方が切り取ってしまったのでしょうか。

三ッ池公園には不妊去勢手術をしている人が多数いると聞いています。その中には知人にもいますが、皆猫の耳に手術済みの印を付けています。そこで今回の捕獲でも、「耳に印が無い」ことを慎重に確認したのです。手術済みの印は猫たちにとって、重要な意味のあるものです。

地域猫活動についてもっともっとアピールしていく必要を感じた捕獲でした。

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2007年6月18日 (月)

フランスの地域猫たち

みなさんは「地域猫」ならぬ「自由猫」という言葉を耳にしたことはありますか?「猫びより」という雑誌の中にフランスの猫事情を語った記事を見つけました。この記事によると、「自由猫」は日本の「地域猫」と似たニュアンスを持った猫たちのようです。

フランスには「猫学校」という地域猫活動があり、現在100以上の猫学校があります。その猫学校の猫たちをフランスでは自由猫と呼んでいます。日本で言われる地域猫に似ています。
その自由猫という言葉には「捕獲やバース・コントロールは、猫にとって既に自由ではないでしょう。しかし捨て猫が後を絶たず、一方で繁殖する野良猫には処分などの捕獲よりも理不尽なリスクがあるのが現実です。ならば、彼らを取り巻く環境の中で、個々がこの世に受けた生を尊敬し守りたい。幸せに暮らして欲しい」という思いが込められているそうです。
この思いは日本の地域猫にも通ずる思いのように感じました。猫学校の猫たちは耳タトゥーという方法で個体識別され、猫ハウス(雨や風が防げて巡回ポイントにされている場所)というものが日本より大規模に設置されています。見た目は鳥の巣箱が猫用に大きくなっていて、穴が数箇所あいている感じです。中は暖を取れるフカフカの素材になっているみたいです。

日本のみならず、外国でも地域猫活動が行われていますが、現実は厳しいようです。このフランスの猫学校では、猫ハウスの設置許可、資金難、ボランティア人数の問題、そして猫たちを安全に開放できる場所が少ないそうです。しかしながら、この活動の伝染病予防対策はフランス国内の狂犬病撲滅に貢献し、活動は社会衛生の向上に結ばれ、社会への貢献度も高いようにみえます。また記事には「自由猫が生きていくためには何よりも人間の寛容さが必要なのです。」と書かれていました。これは地域猫を理解する第一歩として、本当に大切なことだと思いました。(K.N.)

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2007年5月26日 (土)

世代をつなぐ「地域猫」—日本経済新聞より

4月18日の日本経済新聞夕刊に、「世代をつなぐ『地域猫』」と題して、「地域猫」に関するとても分かりやすい記事が掲載されました。まさに私たち「つるみ・地域猫をすすめる会」が毎日直面している問題そのものです。ここに内容を簡単に紹介させていただきます。

見出し:世代をつなぐ「地域猫」  
    住民共同で世話 交流広がる
    町の将来考えるきっかけに

○「飼い猫でもない野良猫でもない「地域猫」をご存じですか—。住民が協力して近所の野良猫を飼育・管理する取り組みで、繁殖した野良猫の鳴き声やふん尿に悩む地域の環境対策としてじわり普及が進んでいる。最近では猫の世話を通して、自治体や町内会と協力する例が増加。時間に余裕のある高齢者や主婦に加えて参加する世代も広がり、人と人をつなぐ活動としても関心を集めている」

記事には「むさしの地域猫の会」「掛川猫サポーター倶楽部」の活動が紹介されています。
○「むさしの地域猫の会」は昨年9月に発足して会員数は66人。数人単位のグループが許可を得た場所で毎日餌やりや餌場の清掃をして、猫が増え過ぎないよう不妊去勢手術も進める。飼い猫に比べて厳しい環境の野良猫の寿命は3〜5年。その一生を見守りながら、地域と共生する取り組みだ。

○「猫の被害を訴える商店主、環境対策に取り組む市役所職員など、接点がなかった多くの人と出会って、地域の問題がたくさん見えてきた」(むさしの地域猫の会)
「無責任な飼い主に捨てられ、野良猫が繁殖し過ぎたのは地域の責任。町づくりや家庭のモラルの問題としても考えてほしい」
「最初は野良猫を他の地域へ持っていってくれる会だと勘違いされた」
「猫の好きな人が勝手にやっている活動と思われたら、効果は少ない」(掛川猫サポーター倶楽部)
「地域猫活動は野良猫対策としては数値上の明確な効果は見えにくいが、地域のつながりを深めるコミュニティー対策として大変有効」(東京学芸大学 山田昌弘教授)

○地域猫活動は大都市を中心に広がっている。先駆けとなったのは横浜市磯子区で、首都圏以外でも、神戸市や仙台市が取り組みを始めている。一方、地域猫活動には「野良猫に餌をあげるなら自分で飼ってほしい」「鳴き声やにおいの問題は解消されない」など反対意見も依然として根強い。

○「『地域猫』のすすめ」の著者の黒澤泰さんは、「住民の合意を粘り強く取り付けることが大事。民間だけでは限界もあり、行政との二人三脚が不可欠ではないか」

記事は最後にこう結んでいます。
○「ボランティアや地域づくりに参加すると考えると、どこかとっつきにくい。だけど気になっていた近所の猫の世話をきっかけに、地域の問題について自然に考えるようになり、異なる世代や分野の人とのふれあいが始まっていた—。地域のお荷物だった野良猫が潤滑油となり、新たな交流が生まれつつあるようだ。

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2007年1月21日 (日)

不妊去勢手術済みの耳の印

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つるみ・地域猫をすすめる会では、鶴見区福祉保健センターと連絡をとりあって活動しています。昨日もメンバー3人で福祉保健センターを訪ねました。話が不妊去勢手術をした猫の耳の印に及んだ時「耳の先をカットするやり方は虐待と取られたり、かわいそうと感じる人がいる」と伺いました。
耳の印のつけ方には主に3つの方法があります。
・耳の先を少しカットする
・耳の先に糸をつける
・耳の先にピアスをつける
どれも手術中の麻酔が効いている時に行い、痛みもなく、術後の経過にも配慮したやり方です。しかしピアスは取れやすく、糸も絶対取れないとは言えません。
一番確実なのが耳の先のカットで生涯印が残ります。会では耳カットは良い方法と考えています。雑誌の表紙を飾り、マスコミやインターネットでもお馴染みの猫「はっちゃん」は手術済み地域猫の証しとして右の耳に立派なVカットがしてあります。(写真は<はっちゃん>「CREA」 2006年9月号(株)文芸春秋より)今や耳カットは、動物愛護の観点から地域猫を進める方たちの間でも常識になりつつあります。
耳に印がなかったため2回捕獲してしまい、剃髪したら手術痕があったとか、手術痕が消えていてまたお腹を開いてしまったということを私たちの会でも経験しています。
手術済みの印をつけることにご理解ご協力をお願いします。そして耳カットが手術済みの印として大変有効であることもどうか認めていただきたいと思います。

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2006年5月 6日 (土)

地域猫とは・・・

 「地域猫」という言葉だけが一人歩きしていて、正しい理解がまだまだすすんでいないようです。

 地域猫を説明しているサイトがあるので、ここで紹介しておきます。

 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

 ここを読むだけでも大分理解がすすみます。また、他のサイトの紹介もありますので、一度訪問して下さい。

 また地域猫で検索をしていたら、横浜市のホームページにたどりつきました。なんと都市整備局です。やはり地域猫活動はまちづくりなのでしょうか。

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2006年2月 7日 (火)

TRN運動って何?

世界のノラ猫サイトで共通して出てくる言葉で、ノラ猫問題の推奨される解決方法です。

Trap-Neuter-Return Program


 Trap :トラップ(捕獲器)で野良猫を捕獲すること。
      ここで使われるトラップはヒューメイントラップ(人道的な捕獲器)のことで、猫を殺傷するようなトラップは含まれない。

 Neuter :ニューター(不妊手術のこと) オスもメスも含まれる場合が多い。

 Return :リターン(元の生活場所に戻してやること)

のらねこ学入門より

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2006年1月 9日 (月)

地域猫活動に御協力をお願いします

 地域猫活動とは、飼い主のいない猫に去勢不妊手術し、ボランティアによるえさの管理、フンの清掃など、地域のルールを地域住民で合意してつくり、そのルールに従って「地域猫」として適切に飼育する活動です。
 横浜市では磯子区、西区で成果をあげています。私たちの鶴見区でも、ぜひこの地域猫活動を広めたいと思います。

 のら猫を減らしたい
 猫の害にお困りの方も、猫好きな方も「のら猫を減らしたい」という思いは同じはず。
 「エサをやらなければのら猫は減る」という考え方もあります。しかし、猫はエサがなければ、ゴミ袋をあさり、または隣町に移動するなど、結局は子どもを産み減ることはありません。
 猫は犬と違い、登録制度やけい留の義務、捕獲など法的規制がないため、のら猫によるトラブルにも根本的な解決方法がありません。

 排除ではなく共に暮らす
 近年改正された動物愛護法では、飼い主のない猫も愛護動物として定め、その尊重を義務づけています。愛護動物に対する虐待は犯罪です。
 私たちは動物が捨てられたり、殺されたりすることのない社会をめざしています。

 去勢不妊手術が最善の方法
 去勢不妊手術をして、その猫一代限りの命を全うさせることで、猫を減らすことができます。手術後は発情しなくなり、メスは子どもを産みません。
 オスは尿による臭い付けをやめ、喧嘩をしなくなるなど、トラブルが減ります。

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